企業経営

SE会計士のブログ




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2006年10月30日(Mon)▲ページの先頭へ
タダより高いものはない?
 携帯電話のナンバーポータビリティ制度が導入される直前、ソフトバンクから通話料ゼロ円、メール代ゼロ円、予想外割が発表されました。
ソフトバンクの孫氏の得意気な顔が何度もTVに映し出されました。

もともと、スカイプのようなネット電話や広告の入る公衆電話のように、ゼロ円通話というのは、従来からあったのですが、携帯電話での実施は、珍しいことです。
 他社が対抗措置をとった場合24時間以内に値下げ発表をするとのこと、完全なディスカウント戦略です。

高すぎる携帯電話代が安くなるのは良いことだと思いますが、少し気になることもあります。

従来のソフトバンクのやりかたとして、スカパーやヤフーBBの時に、いろんな店の店頭に立って、機器を配りまくり、年寄りだろうが、なんだろうが関係なく押し付けていった、若干無軌道な販売が行われたという事実があります。携帯電話でも同様の戦法が取られることだと思います。

また、携帯電話は、インターネットやブロードバンドのような新規市場ではなく、あきらかな飽和市場なので、他社との食い合いになるでしょう。ただ、企業ですからどこかで採算を取らねばならないわけで、どこで帳尻を合わせてくるのか、気になるところです。

そんなことを考えていると、昔から商売人の間で言われている「タダほど高いものはない」「タダほど怖いものはない」といった言い伝えが思い出されてきます。



2006年10月19日(Thu)▲ページの先頭へ
年金のない社会
年金制度というものが、すでに破綻していると言われています。政府はいろいろと数字を出してきます。また、社会保険庁の不透明な行政も叩かれていますが、現実問題として、すごく、不安を感じます。
団塊の世代のあたりまでは、払った額程度はもらえる(自分で貯金していたのとどこが違うのか?疑問を感じますが)でしょうが、われわれの世代では、支払った額は、すべて戻ってこないと正直諦め気味です。
 むしろ、年金保険税という税金感覚で支払っているのが本音のところではないでしょうか。

われわれが、教育を受けたころは、福祉国家=すばらしい国家という変な偏りがあって、国民皆保険、年金制度というものもよいものだと教えられてきたのですが、本当だったのでしょうか?

もはや、老後については、ある程度自己防衛を図ることが必要かもしれません。

ところで、この年金制度というのは、どこの国でもあるわけではありません。たとえば、大国中国では、公務員を除いて、年金制度というものがないので、貯蓄率がものすごく高いそうです。人数が多く、一人っ子政策という、偏った人口構成になっているため、将来とんでもないことになりそうです。
われわれの世代でも、支払った額の100%はもらえないが、半分程度は帰ってくるかなあ!と期待しているのですが、中国のように、年金制度がないと、自己防衛のために貯金をするしかありません。

中国も、内需拡大を図っているようですが、(一部の上流階級を除いて)国民が消費をする気にならないのもわかります。結局、安い人件費と安い元をベースに外需主導で成長しているのが、現在の中国の成長の根っこになっています。


2006年10月13日(Fri)▲ページの先頭へ
小さな会社が大きな会社に勝つ方法
小さい国と大きな国が戦争をすると、どのようになると思いますか。
「大きな国が勝つに決まってるじゃないか!」とおっしゃられるかもしれません。
もちろん、結果は、そうなんですが、問題は、負けるにせよ、両国がどのような被害状況になるか?ということです。

たとえば、小さい国が3つの部隊、大きな国が6つの部隊を持っているとします。
そこで、戦争をすると、
小さい国が全滅、大きな国が6ー3で3部隊残ると考えてしまいそうになります。
しかし、現実はもっと厳しい結果になります。

小さい国が全滅、大きい国が6または5部隊残ります。

衆をもって寡を攻めるとこのような結果になります。
では、小さい会社は、絶対に、大きな会社に勝てないのでしょうか。
実は、2つほど方法が有ります。
それは、
1、各個撃破
2、ゲリラ戦
の2つです。

1、各個撃破
 上の例では、どのように戦えば勝機をみいだせるでしょうか。

小さい国の3部隊が特定の一つの部隊を集中的に攻めます。他の部隊は無視します。
そうすると、局所的に、こちらが多相手が小という局面が作り出せます。
他の5部隊が黙っていないと思われるかもしれませんが、実は、他の部隊は、衆をたのんで、勝ち戦に乗って来ている連中なので、積極的に参加しているとは限りません。自分の部隊に矛先が向いたら無傷では済みませんから、攻撃を躊躇します。
 こちらは、ひとつづつ潰していけばいいわけです。
 企業経営でいけば、全体比較でいけば大企業に勝てないが、特定の地域では大企業に優っているとか、一般商品では勝てないが、特定の特殊商品の分野では日本一とかいうケースがコレにあたります。

2、ゲリラ戦
 これも、小さな国が大きな国に対抗する有力手段です。
一般民衆に隠れて、敵を奇襲的に襲い、また民衆の中に潜伏してしまう戦術です。
ゲバラ、毛沢東、北ベトナム、アルカイダなどがゲリラ戦(最近ではテロ戦)上手です。(倫理的側面は別として)

このゲリラ戦の要諦は
1、先制攻撃
2、情報力(相手の動きがわかり、こちらの動きがわからない)
3、スピード(攻撃、撤収)
の3つです。最新の兵器でなくても相手に十分効果的な打撃をあたえることができます。

企業経営で言えば、
 ごく短期の激安キャンペーンを集中的に行ったり。普段ライバルが独占的に販売している地域に短期間だけ出店したり。お弁当の屋台販売などもこの範疇かもしれません。
極秘の新製品開発プロジェクト等もここにあたります。



2006年10月11日(Wed)▲ページの先頭へ
リコール対応(ソニーと松下のケースの違い)
先月のブログでも書きましたが、ソニーのパソコン用バッテリーが発火の恐れがあるということで回収が発表されています。

事故発覚から回収の発表まで時間がかかりすぎているなどソニーとしてのイメージダウン(PS3の販売延期、ブルーレイディスクなどとあわせ)ちょっと苦境に立たされています。ソニーという会社は、日本の企業として、世界市場で競争できる貴重な企業なので、頑張って立ち直っていただくことを希望します。

このリコールですが、比較されるのは、前年の松下のファンヒーター回収の件です。すばやい対応と、丁寧なPR(BGMもなく坦々とお詫びとお知らせを伝える、TVCMを見られた方も多かったと思います)は、逆に松下の企業イメージをあげたといわれています。「これに比べてソニーの対応はなんだ!」ということなんでしょうが、私は、ソニーのケースと松下のケースは少し違うのではないかと思っています。

まず、松下のケースは、いろんなところの部品を松下で調達して、松下の名前で最終製品(ファンヒーター)を販売したものです。ですから、不良製品を製造した責任と販売した責任を全面的に負うのは、しかたのないことです。ところが、ソニーの場合は、バッテリーを販売したのではなく、バッテリーを部品として供給し、DELLやアップル等の製品に組み込んで販売したのであり、ソニーの責任は当然として、その部品を組み込んで販売したDELLやアップル側にもキチンと部品を検品して、不良を販売しない責任があるはずです。

ところが、ソニーの責任ばかりが問われて、パソコンメーカーが何か被害者的に扱われているのは、若干疑問があります。(もし、電池を供給したのがソニーのような有名な企業でなかった場合はどうなっていたのでしょうか?)

パソコンというのは、通常家電と違い、不完全商品(相性等で一部のソフトが正常に動かないことがあっても当然)であるとおもいます。だからといって、パソコンメーカーは、新機能製品の発表や低価格化ばかりに注力し、品質管理をおざなりしてよいものではありません。


2006年10月10日(Tue)▲ページの先頭へ
行動経済学
 経済学では、完全に合理的な行動をする人(企業家であれば、利潤を最大にするべく行動する人、消費者であれば効用を最大化するべく行動をする人)を前提に、議論が進んでいきます。
 このことを経済人(仮説)といい、経済学では、暗黙の了解ごととなっています。
 ところが、現実の人間の行動は、矛盾に満ちています。たとえば、お店で商品を購入するとき、「効用を最大化するべく」といったことなどは、通常考えません。たいがい、「あ、これ前からほしかったやつだ」と値段が手ごろだと考えもせず衝動買いしてしまいます。また、ドーデモイイことが気になって、商品を買わなかったり、、、。合理的行動からほど遠い行動をしています。
 また、企業でも、経営者の人生観、好き嫌いや、勘が相当程度企業行動を左右しています(逆に、個性が出るからこそ、企業経営者の生き方は面白いともいえます)。

最近は、経済学のこうした考え方を疑問視し、「行動経済学」というものが注目されています。



2006年10月05日(Thu)▲ページの先頭へ
公務やボランティア活動について
 商売をはじめて、ある程度たちますと、段々と周りの人に認められてきます。そうした状況になると次のような話が出てきます。
 「○○会っていうのを、同業者でやってるんだけど、入ってくれないかなあ!」とか、「××組合××支部青年部の役員をやって欲しいんだけど」など、、、

こうなったとき、積極的に参加するか?丁重にお断りするか?少し考えどころです。

 参加すると良いと考える根拠は

1、一人でやっていると、同業他社の情報がよくわからないので不安。そうしたアンテナを広げる意味で、参加しておこう

2、商売は、自分ひとりでできるもんじゃない。社会的貢献の意味で参加しておこう。

3、有力な取引先や先輩の人に勧められて、義理で仕方なく。

というあたりでしょうか。

逆に参加しない根拠は
1、自分の商売を切り盛りするので、手一杯で、そんなことしている余裕はない。

2、○○会といっても、実質は、同じメンバーがゴルフや飲み会をやってるだけで、得るものはほとんどないので参加しても仕方ない。

3、集団に属するのが苦手だし、そんな義理もない。できれば、不要な役にはつきたくない。

ということを聞きます。

 私自身は、積極的に参画している会、名前だけ連ねている会、お誘いはあるがお断りしている会など、状況によって様々です。たしかに、そうした会に参加することで、他人より早く情報を得たりすることもありますし、逆に、必要以上にボランティア的作業に手を取られてしまっている部分もあります。

 参加するにせよ、参加しないにせよ、どちらも正しい判断だと思いますが、熟慮の上、意思決定することが必要になります。

※ときどき、自分の商売の営業丸出しで、いろんな会等に参加される方もいますが、チョット違和感があります。各会には独自のミッションがあるので、それを尊重した行動をされていないと「なんだかなあ!」という気になります。もちろん、極端に遠慮がちで、一人でポツンとされているもの、気になります。何事も、ホドホドが、よろしいようですね。


2006年09月29日(Fri)▲ページの先頭へ
貨幣とは何だろう?
 普段、お金の出入りを帳簿につけたり、物を買うときお金を払ったりしていますが、そもそもお金(貨幣)とは、いったいなんでしょうか?

貨幣には、2つほど機能があります。価値保存機能と交換機能です。
まず、貨幣は、それを持っているだけで、価値が保存できなくてはいけません。ですから、腐ったり、性質が変わってはいけません。もっとも安定した元素である、金が貨幣としてよく使われるのもこのことが関連しています。また、貨幣は、他人がそれを受け取ってもらわなければ意味がありません。したがって、政府などが「日本の貨幣は、こんなんですよ。これと、物を交換してくださいね。」と公表してお墨付きを与えなくてはいけません。

では、貨幣の価値の源泉とは何なのでしょうか?
昔は、貨幣の一つドルは、金と交換できました。したがって、このころは、貨幣の本質価値は金ということもできました。ところが、ある時期からアメリカはドルと金の交換をやめてしまいました。こうなると、貨幣の本質の価値は金ということは言えなくなります。

結局、「まわりの人々(国民)が貨幣の価値を信用している」という事実そのものが貨幣の価値の源泉ということになります。

極論すれば、基軸通貨を持っているアメリカでは、他国の財を購入するときは、ドル札という紙切れを刷ればいくらでも買えるということもいえます。ただし、そんなことを無軌道に行えば、インフレーションを招いてしまいますのでアメリカは常に「強いドル」ということを言い続けるわけです。また、自国通貨が基軸通貨であることは、ものすごい立場であるということもいえます。

 最近、外貨準備として日本円は3位の地位を失いました。今の貨幣の地位の強さは、ドル、最近強いユーロ、そしてポンドの順番です。日本の低金利政策のためといわれていますが、、、、将来は、元という強い通貨がアジアの基軸通貨として待ち受けています。


※かなり乱暴な説明をしましたが、貨幣論というのは、経済学でもかなり難しい領域です。


2006年09月22日(Fri)▲ページの先頭へ
広告代理店を集めたTVCMプレゼン会議に参加してきました
 先日、ある会社がTVCMを作るにあたって、どのようなCMをつくってもらえるのか、広告代理店を集めた選定コンペに参加してきました。※
 事前に、TVCMを出す趣旨、アピールしたいポイント、予算等をご提示したうえで、当日は、7社程度の広告代理店に提案プレゼンをしてもらいました。
大手、中堅いろいろあったのですが、各社いろんな案をご提示いただきました。作品自体は、そのうちTVに流れるでしょうから、それを見ていただくとして、、、、プレゼンを受けて気づいた点がいくつかありました。

1、プレゼンの巧拙が、採用の可否に大きく影響する
 各社広告代理店だけあって、プレゼンは上手です。とくに、ビジュアルや音声などに訴えかけて、わかりやすく且印象に残りやすく説明されていきます。ただ、その中でもプレゼンの上手下手があるため、作品だけを見ると差がないのに、プレゼンによって受ける印象が大きく異なりました。


2、相手の要望ニーズをまず確認をする。
 TVCMを見せると数十秒で終わってしまうので、多くの広告代理店は次のようなプレゼンを行いました。
まず、30分の持ち時間のうち、前半は、こちらのニーズを取り上げて、それ(コンセプト)をきちんと理解していますよ!ということを訴えられました。そのなかで、最近の流行や製作者としての考え方を織り込みながらこのような方針で作りましたということを説明されていきます。
 実際の模擬作品を見せるのは後半半ばぐらいでした。


3、クリエイターが最初から参加している
 TVCMなどは、製作者の力量の負うところが多いので、事前の趣旨説明の段階からクリエイターが参加されているところがほとんどでした。
 IT、会計、コンサル業界でよくある、提案段階では、営業さんがあれこれ、提案したものの、実際の作業に入って初めて技術者や担当者と顔をあわせる(うわー頼りなさそう。しかも「そんなこと聞いてません」って言ってるし)ということは、ありません。

※その日は、各社2作品で計14作品を見ましたが、結構疲れました。以前、20から30作品をぶっ続けで見せられたことがありましたが、そのときは、頭が痛くなってきました。「たかがTVCMぐらい、いつも見てるのに」「楽しそうやん!」と思われるかもしれませんが、ダラダラ受動的に見ているのと、色々考えながら能動的に見てるのでは消費するエネルギーが全然違います。



2006年09月20日(Wed)▲ページの先頭へ
消しゴムを使うな
 高校時代の先生から、「問題を解くときに消しゴムをつかうな・・・」と教えられました。

消しゴムを使うと、きれいで分かり易い答案ができるのですが、間違ったときにどこで間違ったのか、どうすればこうしたミスを防げるのかということを考える大事な機会を奪ってしまいます。消しゴムを使わないことで、こうした思考のプロセスがすべて残るので、ミスを繰り返さないチャンスを得ることができます。

失敗を記録することは、とても大切なことです。テスト勉強だけでなく日常の仕事、企業経営でも欠かすことができません。失敗を罰したり、責任者を追求すること以上に大切なことかもしれません。

失敗学の権威 畑村先生も、NHK教育TVで失敗を記録することの重要性を説明されています。

http://www.nhk.or.jp/shiruraku/200609/monday.html



2006年09月19日(Tue)▲ページの先頭へ
贅沢品と生活必需品
私の顧問先の方がやられている商売にもいろんな業種があります。
製造、卸、小売、飲食、サービス、IT、建設、教育、介護、医療、など多岐にわたっています。

それらの分類方法の一つとして、あつかっている商品が贅沢品なのか生活必需品なのかという視点があります。

贅沢品としては、宝飾品、旅行、趣味の商品やサービス、嗜好品、高額衣食住関連などがあります。生活必需品の代表例としては

、一般衣食住関連、介護医療、教育などがあります。

それぞれの特徴としては

贅沢品を扱う商売の場合
1、不況期には販売が激減することがある
2、安くすれば販売量が増えるとは言えない
3、顧客が限定されている

生活必需品を扱う商売の場合
1、不況期でも一定の需要が見込める
2、価格がおおむね購入者に周知(統制されているケースも多い)利幅が薄い。
3、だれでもが顧客になりうる

 贅沢品を扱われている経営者の方は、不況期に「あきません、開店休業状態ですわ、さっぱり売れません」とこぼされます。逆

に生活必需品を扱われている経営者の方は「やってもやっても儲かりません。生かさず殺さずの状態ですわ」と嘆かれます。

何事も、楽な商売はありません。


2006年09月15日(Fri)▲ページの先頭へ
mixiの株式公開
SNS大手mixiが株式公開して初日は、値がつかないほどの人気です。

売上規模18億程度の企業としては、異常な株価です。
たしかに、最近IT系の期待できる有名企業としては久しぶりの上場ですし、600万人もの会員、その将来性を考えれば、こうした値がつくのも判らないではないです。

ただし、mixiという企業には、次のようなリスクがあります。
1、これだけの会員を集めたのは無料というのが大きい。有料では、これだけの会員は集められないでしょう。これから、グーグルやヤフーのようなポータルサイトとして、広告料収入だけで、株価に見合う収益を上げていけるかどうか疑問に思います。
2、また、従来ここちよい閉鎖性が売りだったmixiですが、これだけ会員が増えると、あまり、そのメリットも感じさせなくなっています。

どのような判断が正解なのかは、5年後10年後にわかることだと思いますが、今のミクシィの株価を見ていると、ケインズの美人投票理論 (「自分が美人と思う人ではなく、多くの人達が美人と考えるであろう人に投票しなさい」)のたとえが思い出されてきます。



2006年09月13日(Wed)▲ページの先頭へ
女性経営者の苦悩
 最近は、女性の経営者の方もずいぶん増えてきました。
 経営にたずさわるきっかけとしては、前々から自分で独立して起業しようと思っていた方、先代がなくなって仕方なく事業を引き継いだ方、夫や恋人の経営を手伝うことになってしまわれた方、などいろいろあります。

 それぞれ、いろんな苦労があるようです。

 多くの場合、女性特有の苦労というよりも、ナンバー2としての苦労であったり、パートナーとしての苦労を重複して抱えていることが少なくありません。(特に夫と同じ仕事をしている場合)

それらを除いて考えたら、女性も男性も経営能力に差を感じることはありません。

むしろ、女性特有のこまやかに行き届いた感覚で、うまく経営されている方が多いぐらいです。仕事に対する取り組みにも、真面目さを感じます。行動力・リーダーシップも結構発揮されています。

ただし、実際におはなししてみて、次のような点が気になるところです。
1点目は、大局観が弱いということです。細やかな配慮ができる反面、「全体としてどうなっているのか?」方向性を大づかみして、「この範囲におさまっていれば大丈夫」といった判断がやや苦手としている方が多いように感じます。

2点目は、社会においてマダマダ女性というものが差別されていることが多く、顧客からも「あんたじゃ話にならない」とか言われることもあるみたいです。意外に男性だけでなく、女性の差別意識がつよいのか、男性から男性、男性から女性(または逆)よりも、女性から女性へのクレームのほうが厳しいような気もします。出産や育児についても、女性にかかる負担がまだまだ多いように感じます。

これからも、女性の社会進出や女性による起業、経営は増えてくるとおもいますが、頑張る女性が増えることを期待いたします。



2006年08月31日(Thu)▲ページの先頭へ
稽古と実践
 幕末というのは、侍が最後に活躍した時期です。勤皇の志士や新撰組などいろんな人物が活躍しました。剣(刀)というものが使われた最後の時代でもあります。

剣というのは、当時の基本武術であり、道場などがいっぱいありました。
坂本竜馬も北辰一刀流の一流の使い手であったことは有名です。
ところが、竜馬の剣術で他人を殺したということはあまり聞きません。
竜馬の場合は、そうした次元を超えていたということもありますが、こうした道場で教えられる綺麗な武術はあまり実践的ではないのかもしれません。

実際に幕末に活躍したのは、次のような実践的な剣術です。

1、新撰組
 実際に新撰組が浪士を斬るときは、次のようにしたそうです。
浪士の前後を2人の隊士で挟み撃ちして、その周りを逃げる退路を断つように何名もの隊士で取り囲みます。
 一人に大勢で襲い掛かり、卑怯といえば言えなくもありませんが、実践的にはこれが正解です。他には、寺田屋事件のような奇襲不意打ちです。

2、薩摩示現流
 最初の一太刀ですべてを決する薩摩の剣術です。人斬り半次郎(桐野)が有名です。刀を高く構えて、勢いよく突進して相手を切り下ろす勢いは少々のことではとめられません。普段の練習も、大木を相手に、丸太のような木刀を木が枯れるまで何度も振り下ろすそうです。

 これも、防御もへったくれもない剣術で綺麗な剣術ではありませんが、きわめて実践的です。

 よく、学校でよく勉強が出来たのに、仕事をさせると口ばかりで使えない人とか、研修程度の小さな仕事なら難なくこなすのに、ちょっとした仕事をさせるとプレッシャーに負けて成果のあがらない人がいます。ブルペンエースという人です。逆に、練習ではたいしたことないけれど、やらしてみると結構やれる人というのも少なくありません。

 なにごとも、稽古と実践には大きな違いがあります。



2006年08月25日(Fri)▲ページの先頭へ
レジ袋有料化
 環境に配慮して、レジ袋の有料化が本格化しそうです。
イオンでは来春からレジ袋が有料に
http://www.aeon.info/environment/mybag/

 海外では、よくあることなのかもしれませんね。台湾に行ったとき、深夜コンビニで買い物をしましたがレジ袋をくれませんでした。(2Lのペットボトル、お菓子、ジュース、日用品などなどいっぱい抱えて、ぼーぜんとコンビニの前でただずんでいたのを思い出します。)

これから、戸惑ってしまうことが多くなるかもしれません。

ところで、小さな折り畳み傘がよく売れています(究極は胸にさせるペンぐらいの大きさにするそうです)。こんな複雑なものでもこんなに小さくできるのでしたら、だれか、お財布に入るぐらいのカードサイズの折りたたみショッピングバック開発してくれませんか?


2006年08月20日(Sun)▲ページの先頭へ
出世する、島耕作君
 サラリーマンを主人公にした、漫画というのも数多く発表されています。その代表的なひとつが、弘兼憲史著「島耕作」シリーズです。
モーニングに「課長島耕作」として掲載が始まったのが84年、丁度私が、大学卒業したころに管理職になっていますから、私の上司の(団塊)世代にあたります。
 島耕作は、とてもカッコ良く描かれていて、サラリーマンのひとつの理想像になっています(チョット現実離れしているとも感じますが、、、サラリーマン金太郎よりはマシでしょう)。

 私の好きな、SE兼イラストレーターのきたみりゅうじ氏は、著書「新人はつらいよ」の中で、就職面接のときシマコーサクになりきって乗り切った逸話を書かれています。また、俊チャン(田原俊彦)主演で映画になったこともありました。

ところで、この島耕作シリーズ現在も続いていまして、
「課長島耕作」のあと、「部長島耕作」「取締役島耕作」とつづき現在は、「常務島耕作」にまでトントン拍子に出世しています(ヤング島耕作という番外の新人時代編もあります)。「社長島耕作」が目の前です。

※ちなみに私は、サラリーマン時代、島耕作を目指すも 現実には、総務部総務課山口六平太 に近いキャラになっておりました。まあ、いいか!



2006年08月13日(Sun)▲ページの先頭へ
仕入原価が上がったとき
 ガソリンの値段が、高騰しています。中東の不安な情勢も重なって、天井が見えない状況です。また、中国などでも低賃金労働者の確保が難しく、人民元の切り上げも考えられるので、従来のような低価格路線は、とりにくくなってくるでしょう。これから、さまざまな商品の仕入価格が上がってくると思われます。

 企業も、仕入価格が上昇すると、経営が圧迫されます。そのとき、どのような対応をとるべきでしょうか。

 いろんな対応の方法があると思いますが、低価格を売りにする企業のでなければ、顧客ニーズに関係なく品質を下げることはやめたほうがよいような気がします。

 たとえば、スターバックスというコーヒーチェーンがあります。日本では急激に店舗が増えたので、ポッと出の会社のように思われるかも知れませんが、アメリカでは、良質のコーヒーを提供するお店として、有名です(品質の高さは、ハンバーガー屋さんのコーヒーと飲み比べてみたら一発でわかります)。
 良質のコーヒーを提供するため、10年、20年と長い時間をかけて現在のブランドを構築した会社です。

 何度か経営危機に見舞われたことがあり、コーヒー豆が三倍にあがったこともありました。値上げすべきか、仕入れをどうするのか議論があったみたいですが、結局、品質の高さを維持する方針は変えませんでした。(同様のチェーンでは、品質を下げることで、顧客が離れて淘汰されることに)

 牛丼の吉野屋でも(食品の安全性は別問題として)あれほど、アメリカ産牛肉にこだわるのは、昔商品の品質を下げて大失敗した経験から、来ています。

 大企業でも、この状態ですから、信用が大切な中小零細企業では、途中で品質を下げて客離れが起きることは致命傷になりかねません。(それだったら、最初から、「うちは、品質はよくないけど、どこより安いよ」と言い切ってしまうほうがましです。)

 もちろん、値上げして、顧客を維持するのも大変ですが、少なくとも従業員が「うちは、顧客ニーズにマッチした、良質の商品を顧客に提供している」と誇りをもって仕事をしてもらうほうが大切だと思うのですが、、、



2006年08月10日(Thu)▲ページの先頭へ
熱心な営業とシツコイ営業
 いままで、いろんな営業の人とお話しする機会がありました。

 その中で「この人は、ほんとに熱心で頼りになる営業マンだなあ」と思える人もいましたし、「もう、シツコイなあ!帰ってくれー!」と思わせる営業マンもいました。

 その違いは、ただ一点「相手の立場に立って物事を考えられるか否か!」に尽きます。

シツコイ営業マンは、相手の時間も考えず、いきなりアポなしでやってきたりします。一方的にセールストークをまくし立てます。何を聞いても頼りになりません。

逆に、熱心な営業マンは、相手の状況に配慮してくれます(これがビジネスマナーの本質だとおもいます。)。分かりやすい説明をしてくれます。よく勉強をしていて、何を聞いても安心感があります。

 たとえば、提案一つとっても、現場担当者におこなう提案では、現場の仕事に即したわかりやすい提案をおこなってくれます。ただし、現場担当者が欲しいと思っても、その購入の意思決定は、社長など上司になります。上司を説得しなければいけません。それを見越した上で、その現場担当者が上司に説明しやすいような、資料までも別に用意してくれます。

「相手の立場に立って物事を考えられる能力」は、先天的にもっている才能の部分と努力によって身に付ける部分がありますが、いつの時代にも通じる大事な能力です。ところが、最近の人は、この能力が少しずつ衰えてきてるような気がしますが気のせいでしょうか。。。(一方的なテレマーケティングと大量の営業FAX、スパムメールを見るにつけ、なぜかそう思ってしまいます)


※ひょっとして、営業マンを教育する指導者が悪いのかもしれません。熱意?と根性で落とす営業術も結構ですが、きちんと考えてほしいものです。



2006年07月24日(Mon)▲ページの先頭へ
ビジネス本を読む時間が無いとき
 社会人になっても、日頃の勉強がとても大切です。

仕事に関する本や雑誌などは、もちろん各種勉強会にも参加しないと最新の情報から立ち遅れてしまいます。また、直接仕事に関係なくても、ビジネス関係の新聞や雑誌、ビジネス本にも目を通しておくことが必要でしょう。

ところが、社会人になると、日常業務に追われてなかなか時間が取れません(地位が上がるとさらに、、、)。また、結婚して家庭を持つと、日常生活でも時間を取られるので、どんどん自分の時間がなくなってしまいます。

 社会人にとって、本を読む機会をいかに確保するかというのは、とても大切な問題です。

 私の場合、本を読むのは、休日・お昼休みなどのまとまった時間を除けば、移動時間、お風呂、寝る前が貴重な読書タイムです。

 とくに、お風呂は、オススメで、結構集中して読めます(集中しすぎて、のぼせてしまわないように)。ただし、本が湯気でヘニャヘニャになってしまいますので、ここで読んだ本は、古本屋には売れなくなってしまいます。

 最近は、お散歩タイム(医者に運動せよといわれています)に、ポッドキャスト配信されたものを聞くようにしていて、ビジネス本を要約朗読した番組(10分程度)もよく聴いています。
http://www.netvoice.jp/



2006年07月15日(Sat)▲ページの先頭へ
ゼロ金利政策解除
 日銀のゼロ金利政策が解除され、ここ数日株価は、ダダ下がりになっています。
 株を沢山持っている人には大変なことなのかもしれませんが、実は、ゼロ金利政策というのは、異常な状態であり、これでやっと普通の状態に近づいたということだと思います。

ゼロ金利政策が解除されることで、実体経済(とくに中小企業)にあたえる影響を考えておく必要があります。

ひとつが、金利負担が大きくなるということです。そのため、今まで、低利で調達していた借入金が大きくなってしまっている会社は大変です。また、新規の設備投資も慎重にならざるをえません。ボディーブローのように徐々に効いてくると思います。

 また、金利の引き上げはインフレをおさえるために行うのですが、現在の物価上昇傾向の原因は、景気の過熱というよりも、エネルギー(原油)高と国内、国外(特に中国)の人件費の高騰などが原因なので、効果が出るまで時間がかかるでしょう。

いずれにせよ、まだまだ低金利の状態には変わりがないので、現状を認識しつつ準備態勢に入っておく時期に来ているのでしょう。
http://www.boj.or.jp/howstat/index.htm




2006年07月14日(Fri)▲ページの先頭へ
広報戦略におけるテレビとインターネット
 最近良く、企業広告についてのミーティングをやっています。

その場で、広告媒体として、テレビがいいのか、インターネットがいいのかということを(予算の関係も考えながら)検討しましたが、その場では、結局「テレビに勝る媒体はない」という結論になりました。インターネットは、「有力な媒体ではあるが、インターネットは目的のある人が内容を深く知るための手段であり、広く企業を周知してもらう媒体としてはテレビには及ばない」という判断がされています。

 その広告は、商品を買ってもらうのではなく、企業を認知してもらうことが主目的なので、妥当な結論ともいえるのですが、私としては、少し意外な気がしました。

 TV=一般大衆に一方的に情報を伝える手段
 インターネット=特定の目的をもって、深い情報(マニア)を調べる手段

という風に切り分けがなされたように感じたからです。

本当にそうなのでしょうか。
 たとえば、どのTV番組を見るかは、自分で選別しているつもりでした。また目的無く携帯やPCでWEBを見ていることも少なくなかったからです。
最近では、TVの横にPCがあり、平行してみていることも少なくありません。

また、mixiなどのSNSでは、「目的をもって、情報を調べる手段」として参加している人は少ないのではないでしょうか。あつまって、情報を発信しあいながら、わいわい楽しんでるというのが現状でしょう。

どうやら、インターネットとのかかわりにおいて
1、インターネットについて、よくわからないグループ
2、インターネットは、何かを調べるためのものと考えるグループ
3、インターネットを目的無く楽しめるグループ
(昔で言うROM(ロム)という人たちですね。)
4、インターネットに情報を出したり、もらったりを楽しむめるグループ
(情報発信者兼受信者)

の4つの集団に分かれており、自分の属する集団がすべてだと勘違いすると大きく判断を誤ってしまうことに気付かされました。

 そして、インターネットによる広告が有効なのは3、4のグループ(少数派?)にすぎず、(何かを最初に知ってもらう)広告手段としてはTVには、遠く及ばないのが(社会通念上の)現状かもしれません。



2006年07月11日(Tue)▲ページの先頭へ
リーダーシップ論
 ワールドカップで日本代表は思うような成績を上げられず、代表監督はジーコ氏からオシム氏に代わることになりました。ジーコ氏へのバッシングやオシム氏への期待賞賛がマスコミをにぎわせています。

 ところで、リーダーは、目的を持ったチームを率いるときどのようなリーダーシップを取るのが良いのでしょうか?
 経営学では、次のような仮説が有力です。

1、メンバーの能力技能が低いとき
 このような場合は、「おまえらへたくそなんだから俺の指示するとおりに動け」「よけいなこと考えるんじゃない」といったリーダーシップが実は効果的です。このようなケースでは、本人に成功体験もあまりないので、「目標意識」、「成功するにはどのようなことが必要か」といったことが欠如しています。そのときには、メンバーの自主性に任せると混乱をきたすだけです。明確なメンバーへの手取り足取りの細かい指示と緻密な管理することが最短のゴールへの道になります。
 実例を挙げると、日韓ワールドカップのときのトルシエ氏、管理野球で有名な広岡氏(ヤクルトおよび初期の西武時代)がいます。なぜか、人望がなかったり、メンバーに疎まれることが多いです。

2、メンバーの能力が中程度の時
 このようなときは、リーダーは、メンバーのモチベーションを上げるように努力することが効果的です。明確な指示も出しますが、自主性を尊重するような場合も多く用います。
 このようなケースでは、ある程度の能力が基礎にあり、どのようにすればよいのかがメンバーにある程度理解されています。このときには、「そんなことわかってるよ!」といった指示をすることよりも、メンバーのやる気を上げていくか?ということを常に考えていく必要があります。
 名監督(西本、古場、仰木、星野、オシム?)といわれる人は、このリーダシップスタイルの人が多く、人望も厚い人も多いです。

3、メンバーの能力が高いとき
 このときには、あれこれメンバーに口出しするより、目標と方向性だけを明確に指示しておけば、メンバーが自主的にゴールに突き進んでくれます。
メンバーのモチベーションも当然高いので、やる気を上げていく必要もありません(やる気を削がないことが大切かも。リーダーの過去の実績も有効です)。極論すれば「目標だけ提示して、なにもしない!!!」
 ブラジルチームなどを指揮するときは、このスタイルで充分だと思います。
(過去の巨人の監督もこの類型)

ジーコ氏は、おそらく3のタイプのリーダーだと思います。ひょっとしたら、ブラジルチームなどを率いていたら優秀な成績を残せたのかもしれません。




2006年07月07日(Fri)▲ページの先頭へ
ビックマック指数(分かり易い表現)
 以前、えらい経済学者さんに、「経済学には、いろいろありますけど、一番難しい分野ってどれなんでしょうか?」とお聞きしたことがありました。

するとその先生は、
「そりゃ、国際経済学だよ!」と即答されました。

 「特定の国の経済や、特定の産業の分析なら、まあ、ある程度の経済学の素養があって、いくつかの主要な指標を押さえれば、大体判るんだけどね。国際経済学などは、いろんな要素を考えないといけないので、非常に読みにくい。為替予想などは、各国の景気、貿易だけでなく、政治、政策、金利、地勢など熟知してても難しいだろうね。」
といわれました。

なるほど、国際経済や為替というのは、難しいものです。

 ところが、この国際経済や為替というものを判りやすく説明する指標があります。その一つが
 ビックマック指数というものです。

ビックマックは、世界共通の材料をつかっており、価値としてはほぼ等価と考えられます。したがって、各国のビックマックの値段と、その国の通貨の価値(為替レート)を比較することで、その国の通貨が外国通貨に比べて割安なのか、割高なのか(円高に進むのか、円安にすすむのか)が判ります。(購買力平価説というのがこの考え方の基礎にあります。)

http://www.economist.com/finance/displaystory.cfm?story_id=6972477

対ドル切り上げが予想されるのが
中国 57%
ロシア 43%
日本 81%

対ドル切り下げが予想されるのが
ノルウェイ 127%

単なるジョークに過ぎないとか、長期的トレンド予想に過ぎず短期の分析には無力との批判もありますが、分かり易い指標であることは間違いないようです。

※職業会計人の中には、会計の素人の人に専門用語をならべたてる人がいますが、感心しません(IT関係者にも結構多いですね)。できるだけ、一般の人にも、わかりやすい表現を配慮するのが大切だと思います。


2006年06月29日(Thu)▲ページの先頭へ
三峡ダム
 中国のエネルギー問題が、アジア、そして世界の経済および環境の大きな影響要因になってきています。

それに関連する、大きなプロジェクトの本工事が先日、完成しました。それが、中国揚子江(長江)にかかる三峡ダム工事です(2009年完成予定)。
http://www.kajima.co.jp/gallery/const_museum/dam/main/m_list/20.html

三峡ダムは、孫文(えらく古い)の構想から始まっており、運用が開始されれば、湖北省から上流の重慶までの巨大な貯水池ができます。

(日本で言えば横浜から神戸までの貯水池ですので、考えるだけで、気が遠くなります)

ダムの目的は、治水と電力(中国の1割の電力をまかなう)というのですが、、、、

 水没地域の人の移転、補償は、大部分解決済みらしいのですが、えらい環境破壊も懸念されますし、電力も送電ロスを考えれば「そんなに期待できるのかいな?」と思ってしまいます。

 とにかく、中国は、何事も、どでかい話が多いですね。



2006年06月22日(Thu)▲ページの先頭へ
合従と連衡
 事業(仕事)をスタートして、しばらくは、どうなるかわかりません。実績もありませんから、他人は、あなたの事業について歯牙にもかけません。
 ところが、ある程度踏ん張っていると、だんだんと他人に認められてきます。

 同じぐらいの規模のところから、「一緒にやらないか?」(合従)と誘われることもありますし、自分より大きな規模のところから「提携しませんか?」(連衡)とお誘いを受けることもあります。

 あなたの事業が他人から認められるレベルになった証拠ですから、まずは、素直に喜ばれたら良いと思いますが、、、、

こうした時、どのように判断したらよいでしょうか?

 まず、相手にとってのメリットとこちらにとってメリットがあるかどうかを考えます。
 相手にとってメリットがあり、こちらにとってあまりメリットが無い話は当然乗れません。同様に、こちらにとってメリットがあり、相手にとってのメリットが見えない話も乗るべきではないでしょう。

たとえ、好意にせよ、悪意にせよ、誰かが誰かに一方的に依存する関係はビジネスにおいては禁物です。少なくとも長続きしませんし、後日禍根を残します。独立してやっていけるもの同志が、組んで始めて提携や共同経営は成立します。

次に、両方においてメリットがあると考えたとき、その関係を崩さない配慮が必要です(もっとも、一定期間の後、そのビジネスから一方が撤退や引退するという場合は別ですが)。

最近のビジネスは、M&Aを駆使して伸びてくることが少なくありません。だからこそ、正しい、合従連衡策が必要になってきます。





2006年06月20日(Tue)▲ページの先頭へ
大きけりゃ良いってものではありません
 企業の経営者にしろ、技術責任者にしろ、なぜか大きくて強力なものにあこがれる傾向があります。企業に余力があったうえで大型設備投資を行うなら良いのですが、無理な借金をしてでも、バランスの悪い大型の設備投資をしてしまうことが少なくありません。

例えば、中国の万里の長城という巨大歴史建造物があります。そもそも、北方民族の中国への侵略を防衛するためのものですが、巨額の資金、労力をかけた割には、歴史的にこれが、防衛に役立ったという話は聞いたことがありません。
 冷静に考えれば、北方民族は、長城の一箇所を集中的に責めて壊せばいいので、こんなに崩しやすい防衛線はありません。むしろ、北方民族の動きをつかむ情報収集部隊と機動力のある守備隊を配置するほうが安上がりで効果的なことは素人目にもあきらかです。

なぜ、こんなことになるのでしょうか?

 ひとつは、経営者、技術責任者の不安の表れです。
自信がないとき、判りやすい物差し(大きさ、パワー)に頼ってしまいがちです。
 また、技術的なことは、部外者には判らないため、まわりの人が巨額投資に苦言を呈しにくい(逆に言えば批判されにくい)という側面もあります。
(私も情報システムなら、「こんなに投資しなくても」と意見できますが、製造設備などですと、財務面以外には、自信を持ってそんな投資はやめたほうが良いとアドバイスできません。「素人には、わからないことですから」といわれれば反論できません。)

 経営者、技術責任者の方は、巨額投資をする前に、「この投資はホントニ自分の会社にとって必要なことなのか?他に安価で効果的な方法はないのか?」十分に検討していただくことを希望します。


2006年06月19日(Mon)▲ページの先頭へ
アウトソーシングについて
 最近は、ごく普通のビジネスでも、アウトソーシングという言葉をよく聞くようになりました。

 はじめは、一部の先端的な企業が行う、経営戦略の一環として行われていた手法ですが、今では、(非効率経営の代名詞である)行政部門でも頻繁に使われるようになっています。

 最近では、交通違反の取締りのアウトソーシングがありましたね。


 そもそも、アウトソーシングとは、企業が自社の業務や機能の一部を、専門業者あるいは子会社などの外部に委託することをいいます。
その委託する業務の範囲は、生産だけではなく、営業、経理、総務、物流など間接部門にも広がっています。

 アウトソーシングの目的は、企業の経営資源を企業の本来業務(これが、なければ、企業の意味がないような仕事)に集中させるために行うものです。
ただ、単にコストダウンのために何でもかんでも外部に委託したり、請負った仕事から、利益を抜くために下請けに丸投げするようなことは、本来のアウトソーシングとは異なるものです。
(最近は、このようなことまで、かっこよく”アウトソーシング”といっているケースが目立ちます)

 アウトソーシングするときは、「自分の会社にとって、欠かすことのできない本来の仕事とな何だろう?」という視点で、検討してみてください。


2006年06月05日(Mon)▲ページの先頭へ
雑談できない人々
 最近、ビジネスの現場にいる人で、相手の人と雑談ができない人が増えているような気がします。そして、この現象は、会計事務所の特有の問題というわけではなく、一般企業の営業マン、システムエンジニア、公官庁の人、学校、医療などありとあらゆる職場に広がっています。
 もちろん、仕事のことでは、何とか話をされるようです(これもできなければクビになっちゃいますから)。むしろ、マニュアル化した営業トークなどは、(本人が思ってもいないことでも平気で)ぺらぺら上手に話ができる場合もあったりします。

 ところが、初対面の人と、食事をして、雑談したり、コミュニケーションをとるということができません。
 まあ、雑談したからその場の仕事、どうなるものでもないのですが、チョットした雑談の中からいろんな仕事の取っ掛かりになる情報を入手することも少なくありませんから、そうした能力に欠けている人は、大きな損をされている気がしてしまいます。

 遠慮しているのか、話材に欠けているのか、少子化、TV、ゲームの悪影響でコミュニケーション能力に問題があるのか、甘やかされているのか。世代が違う人と話す機会を経験してこなかったのか。そもそも、本人に話そうという気が無いのか。原因はさっぱり分かりません。(もし、このアタリの社会現象を的確に説明しているものがあれば教えていただけると助かります。)
 社長さんや管理職の方も困ってらっしゃるのではないでしょうか?

 そのうち、新人研修の中に、「正しい雑談の仕方」などという科目が必要になってくるかもしれません。

※どちらかというと、対面型のアナログな仕事ではなく、e-MailなどITを有効に活用した効率的な仕事をやりましょうと進めてきた立場なので、最近のこれらの傾向に少々心配になってきました。


2006年05月30日(Tue)▲ページの先頭へ
ゼロ戦と技術革新

 ゼロ戦という日本の誇る名戦闘機があります。
この名戦闘機は、空中戦で抜群の戦闘能力をもっており、太平洋戦争初期では、無敵の戦闘機だったそうです。

なぜ、ゼロ戦が空中戦で、当時、無敵だったかというと、次のような理由があります。
 そもそも、戦闘機にとって一番の弱点は後ろからの、攻撃です(戦闘機は前方しか攻撃できませんから当然ですね)。そのため当時の空中戦は、相手の後ろにつくことを競う戦い(ドッグファイト)でした。
 そして、ゼロ戦は、軽量化を徹底的に進めた戦闘機であるため、大変旋回能力にすぐれていました。そのため、ゼロ戦は、たとえ、敵機に後ろに付かれても、くるっと旋回することで、攻守入れ替わって簡単に敵機を撃墜することができる能力をもっていました。さらに、日本のパイロットはとても優秀であったため、その操作技能の高さとあいまって、ゼロ戦は無敵の戦闘機となっていきました。

 ところが、アメリカ空軍がこうしたゼロ戦に対抗するため、研究の末、戦闘方法を変えてきました。

 まず、米戦闘機は、ゼロ戦と空中で戦闘することを避けて、常に高い高度で待機していました。そして、敵機を見つけると、急降下して、バリバリ一撃必殺の攻撃を加え、そのままビューんと下方に逃げていく戦闘方法をとりました。米戦闘機得意のスピードと強度、攻撃力を生かした、ヒットアンドアウェイという戦い方です(技術革新)。

 このような戦いになると、ゼロ戦の利点である旋回能力もパイロットの技能も、あまり意味がありません。それどころか、軽量ということが逆に欠点になり、華奢で防御力の弱いゼロ戦の機体は、撃墜されることが多くなっていきます。
 その後、なぜか、このヒットアンドアウェイ戦でのゼロ戦の欠点をカバーする改良がなされることはありませんでした。

その上、多くの優秀なパイロットを戦争で失ったため、ゼロ戦は、戦争初期の輝きを失っていきました。得意の戦闘方法を失った日本の空軍には、神風攻撃という、自爆型の奇襲戦術しか残っていませんでした。
http://televiewer.nablog.net/blog/e/20107171.html

 企業経営でも、得意な方法で一時的に爆発的な業績を上げることがあります。ところが、技術革新などで新展開の局面がきても、過去の成功体験にひきづられて、うまく、対応できないことが少なくありません(空母全盛時代に、戦艦大和をつくってしまった、大鑑巨砲主義も同じことですね)。
 企業経営では、単発の大きな成功を収めることより、企業環境の変化に合わせて、常に自らの経営を継続的に改良改善していくことがより大切です。

※私の実家の近くに大きな工業学校がありました、そこには、なぜか動かなくなった小型戦闘機(ゼロ戦?)が中庭に飾ってあり、子供のころよく友達と忍び込んで、操縦席に乗り込んで遊んでいました。
 当時は、ただの楽しい子供の遊びのひとつでしたが、結構珍しい経験なのかもしれません。



2006年05月17日(Wed)▲ページの先頭へ
サッカーに学ぶ
 ワールドカップが近づいてきました。
特にスポーツ好きというわけではないのですが、サッカーは(特に日本代表の試合)は、結構力が入ります。

 前回、トルシエ監督の構想から外れて、代表に入れなかった中村選手には、とくに頑張ってもらいたいと期待しています。

 ところで、サッカーというスポーツには戦術やシステムというものがよく議論されます。「フラット3」とか「4バック」とか言うアレです。

 詳しいことは、よく知りませんが、大昔のサッカーは、ボールを前に蹴り出して全員でボールを追い掛け回していたそうです(小学校のときやってた子供のサッカーと同じです)。

 しかし、それじゃああんまりだということで、フォワード5名、バック5名でマンツーマンのディフェンスがされるようになったようです(役割分担)。

 そして、マンツーマンだと、フォワードに振り回されて、大きなスペースができたりして、よろしくないというので、現在のような守備とゾーンを重視したシステムが採用されるようになりました。
 今では、各チームの監督が、チームの特徴を生かした独自のシステムを採用するようになっています。それが監督の采配の大仕事のひとつとなっています。

 ただし、中田選手がどこかで、話していたように、「システムがどうのこうの言う前に、各選手が相手選手と1対1で対峙したとき負けない力が必要である」のは言うまでもありません。

 企業経営でも同じではないでしょうか。

システム講座
http://www5a.biglobe.ne.jp/~emotion1/fb-system.htm


ナイキサッカーキャンペーン


2006年05月12日(Fri)▲ページの先頭へ
コンサルタントとリスク商品
 以前、ある公益法人の理事長と経営コンサルタントの方とのお話し合いに同席させていただいたことがあります。
 そこで、経営コンサルタントの方がその公益法人の理事長に「リスク商品」の提案をされました。
 ところが、その理事長は、「うちのような、公益法人は、大切な寄付金や補助金をお預かりして、やるべき社会活動をさせていただいています。ですから、事業を継続するために、それらのお金を減らす可能性のあるものに安易につぎ込むわけには行きません。先生もうちが、そのような法人であることを知りながら、そのようなご提案をされるのは、いかがなものでしょう?」とお断りされました。
 その後、しばらくして、理事長は、そのコンサルタントの先生との顧問契約を解約されました。

そのコンサルタントの先生も、コミッション(紹介リベート)を得るため、その法人にリスク商品をお勧めされたのでしょうが、本来業務を忘れて、営業に走ったのだと思います。

もちろん、会社を指導する人が、リスク商品を提案するのが常に悪いことだとは思いません。大きな実を得ようと思うとハイリスクハイリターン(※)が必要です。またローリスクな選択肢とハイリスクな選択肢の組み合わせで、最適な方法を提案することもあるでしょう。ですから、場面によっては、十分な説明と、経営者の自己責任のもとで、ハイリスク商品を提案することもありえます。

ただ、あくまで、その企業の事業のために、あらゆる提案は考えられるべきです。その事業と相容れない提案は、するべきではないでしょう。

 コミッション確保を優先して顧客の利益を犠牲にするのは、コンサルタントとして間違った態度だと思います。


(※)ローリスクハイリターンはありえません。もし、そのような提案をする人がいれば、アンフェアーな要素が含まれているか、単なるうそつきです。


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