企業経営

SE会計士のブログ




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2007年03月26日(Mon)▲ページの先頭へ
優れた企業の設備投資は海外へ
 シャープに亀山工場という有名な生産拠点があります。
http://www.sharp.co.jp/kameyama/feature/index.html

この工場は、シャープの主力商品のひとつである液晶を生産しているところですが、優秀な技術者と最先端技術の集積があり、商品開発力の高い日本を代表する生産拠点です。

 先日、液晶関係の技術者の方とお話していましたが、こうした立派な生産拠点ができた原因のひとつとして三重県のバックアップがおおきかったという話を聞きました。三重県の北川知事によるクリスタルバレー構想により、生まれた産物です。

 残念ながらこうしたバックアップをうけられるケースはあまりなく、多くの日本のメーカーの生産拠点はアジアなどの海外に出て行ってしまうのが現実です。日本が長年かかって蓄積してきた技術力も、巨額設備投資もお金も優秀な人材もすべて海外に落とされていきます(先日聞いた話では一兆円の工場を税制面資金面でバックアップを受けられる国(アジア)で建てるそうです)。

 もったいない話です!!


2007年03月23日(Fri)▲ページの先頭へ
マニフェストについて
 マニフェストというものがあります。

よく知られているのは、選挙の前に候補者が「私は、当選のあかつきには、こんなことを実行します!!」と宣言する選挙公約が有名ですが、ここでお話しするのは、そのマニフェストではありません。

環境問題に関することです。

産業廃棄物を処理する場合、事業者は産業廃棄物処理業者に所定の伝票を交付しなければいけないことになっています(廃棄物処理法)。
http://www.eco.pref.mie.jp/jyourei/todokede/mani/
http://www.eco.pref.mie.jp/jyourei/todokede/mani/page5.htm

この伝票のことをマニフェストといいます。
このマニフェストを通じて、事業者は産業廃棄物に関する情報を伝えることができますし。処理が完了すると控えが事業者のもとに返送されてきますので、処理の顛末を確認することができます。

このマニュフェスト制度も、不法投棄などを防止し、環境守るための仕組みとして役立っています。(とはいえ、家庭ごみの不法投棄などは、まだまだなくなっていませんが、、、
http://88henro.org/article/3382519.html

産業廃棄物マニフェストもIT化推進の流れを受けて、電子マニフェストの推進が行われています。
http://www.jwnet.or.jp/jwnet/




2007年03月22日(Thu)▲ページの先頭へ
まいどおおきに食堂の写真
 まいどおおきに食堂という食堂チェーン店がものすごく増えています。

実際の店舗名はその土地の地名(○○町)をつけた○○食堂という名前になっています。
http://www.shokudo.jp/

フジオフードという会社がベンチャーリンク社と組んでFC方式で、お店を増やしているようなのですが、奈良だけでも22店舗(2007年2月現在)なっています。
おそらくオープンはここ1〜2年、、、
http://www.fujio-food.com/

お釜で炊いたご飯とおかず、安くておいしいのですが、ひとつ気になっていることがあります。それは、店の中に白黒写真が飾ってあることです。
http://www.fujiofood.com/company/index.html

おそらく大阪の天神橋筋あたりにある古い食堂の写真で、おやじさんが何人かの子供と写っている写真です。ものすごくメニューが多い、、(おそらく社長さんの子供のころの写真でしょう)


私も、その近くに住んでいたことがあり、同じ形態の小店舗があり、よく仕事帰りに夕食を食べに行ってたことを覚えてます(フツーの食堂のわりには、明るくて清潔なつくりのお店だったという印象あり※)。あの食堂がこんなに大きな企業になっちゃうとは!!!!

※当時の食堂は、汚いが、安くてうまいというのが普通でした。
床はギトギト、薄暗い蛍光灯の照明の下で、ガラスのケースのなかから、適当にお皿を取ってきて、おばちゃんにレジしてもらうのが普通でした。その店は、明るくて、キレイで安くて、うまい店になっていました。


ビジネスの種は意外に身近なところにあるのかもしれません。


2007年03月20日(Tue)▲ページの先頭へ
サブプライムローンとは
 アメリカでサブプライムローンの不良債権化が問題となってきています。
サブプライムローンとは、次のようなものを言います。
プライムとは優遇という意味です(優遇金利のことをプライムレートなどといいますね)。プライムローンというのは金利面で優遇された貸付のことをいいます。
で、問題のサブプライムローンとは、サブということなのだから、プライムローンに次ぐ優遇ということというイメージでとらえがちです(まあそれでも間違いではありませんが)。しかし、実態は、信用度の低い人(貸しても返してくれなくなる危険が高い人)でも、金利が高くなりますが、貸してあげてもいいですよという高利のローンと考えたほうが正確です。

今回不良債権化しているのは、住宅サブプライムローンのことで、このおかげで今まで住宅が買えなかった人でも、なんとか買えるようになりました。

ところで、なぜこんな金融商品が成立したかというと、アメリカの不動産が右肩上がりで上昇を続けていたからです。
当然、信用度の低い人への貸付ですから、返せなくなることがあります。それでも、担保に取っていた不動産を処分すれば、金融機関は、金利を含めて債権回収が十分可能であり、おいしい商品であったからです。

ところが、最近、不動産が右肩上がりであがることがなくなり、このシナリオが成立しなくなりました。債権者がサブプライムローンを返せなくなると、不動産を処分しても相当程度の焦げ付き、貸し倒れが発生することになります。
しかも、サブプライムローンの中にはゆとり返済のように数年後に返済額が上がるものが多く、その時点で問題が表面化することも、、、

この話を聞いて、「どこかで聞いた話」と思われたに違いありません。
日本の不動産バブル崩壊や住宅ローン問題とほぼ同じ状況だからです※※。

どこの国であっても、人間のやることですので、同じような問題に突き当たるようです。

なお、このサブプライムローンの不良債権化、破綻問題は、日本経済も無関係ではありません。サブプライムローンを貸し込んでる金融機関(グループ)がキャッシュを確保するため、手持ちの有価証券(ちょっと上がった日本株)を世界の市場でドッと売却(利益確定)していくからです。

※この不動産バブル崩壊の影響は長く、今でも、バブル時代に無理して住宅を購入して二束三文で売却した確定申告書を書くことが少なくありません。


2007年03月15日(Thu)▲ページの先頭へ
みんなのゴルフ
 ゴルフ場の監査の仕事をしたことがあります。

ゴルフ場というのは、バブル期には、ものすごく儲かった商売で、預託金(会員権)を集めて、いい場所が有れば、いくらでも作れましたし、預託金の流通も順調で、会員権はたいした財産でした。
ところがバブルがはじけるに従い、会員権価格も下がり、預託金の返済が厳しくなりました。また、利用料も値下がり気味で、本来の経営も厳しくなっていきました。ゴルフ場の経営のためには、芝を管理するため大量の水が必要ですし、(渇水の時は大変)大量の農薬も必要です。社員教育やサービスのレベルの維持も大変です。

最近の企業倒産を見てみると数社に1社はゴルフ場経営となっています。

ただ、ゴルフ場の全部業績が悪いわけではありません。きちんとしたサービス、従業員教育、経営合理化を進めて、とても良い経営をしているところも有ります。ゴルフ人口は、今でも結構ありますので、やり方しだいなのかもしれません。





2007年03月13日(Tue)▲ページの先頭へ
ひとりごと
 以前、ある研修会に参加したとき、心理学を基礎とした、人間関係を良好に築くための方法を教えてもらいました。営業や職場での人間関係、日常生活において大変役立つノウハウだそうです。

詳細は長くなるので省きますが、次のようなものだったと思います。
人間のタイプを次の2つの軸で振り分けます。
1、行動が積極的(行動型)か消極的(思考型)か
2、対人関係において開放的か閉鎖的か

A行動が積極的で対人関係が開放的な人
超楽天家タイプで典型的な人物としてはジャイアンツの長島元監督が例に挙げられていました。

B行動が積極的で対人関係が閉鎖的な人
企業経営者に多いタイプで、典型的な人物としては独裁者(ヒトラー)が例に挙がってました。

C行動が消極的で対人関係が開放的な人
人間関係を大切にする好人物タイプで、典型的な人物?としては、人のよいおばちゃん。

D行動が消極的で対人関係が閉鎖的な人
学者タイプで典型的な人物としてアインシュタインが上げられていました。

この分類わけにより、普段の行動パターン、追い詰められたときの行動パターンや、意思決定のプロセスなどが詳細に説明されたのですが、、、、

ちなみに私自身は自己分析の結果ややDタイプというところでした。

ところで、経験的に気がついたのですが、Dタイプの人に会うと、必ず「ひとりごと」が多いのです。
一緒に仕事をしてても「うん、そやそや!」とか「・・・ということで、、、」とか一人でぶつくさしゃべっています。

先日も、たまたま、同タイプの人と半日ぐらい、同じところで仕事(仕事は別のこと)をしてたのですが、お互いに「うんうん!」「そやそや!」「・・ということは、どうゆうことや〜?」としゃべりまくってってました。
(外から聞いていた人は、絶対二人で会話してると思ってたかも)


2007年03月09日(Fri)▲ページの先頭へ
安くても買わない、高くても買う
 ついさっき、パソコンメーカーのDELLから、FAXが送られてきて、19インチモニター付デスクトップパソコン(OSインストール済み)を57,980円でお売りします。という案内が来ました。

ノートパソコンも65,980円からあるとのとこでした。

昔はチョットしたパソコンを買おうと思うと20万円くらいしましたし(ノートパソコンの場合25万円ぐらい)とても高額な商品でしたが、割と買ってたような気がします。

ところが、それから比べると、今のパソコンは激安価格(性能はもちろん比較にならないほど高い)ですが、どうしても必要ということでもない限り購入しません。(パソコンは既に持ってますし、ソフトやデータの入れ替え、それに伴う不具合などを考えると、買い替えは、結構消極的判断になりがちです。)

むしろ買いたいと思うのは、Wiiやi-pod、液晶テレビのような商品です。

 商売において「お客さんは、高くても買うことがある反面、安いからといって必ずしも買うとは限りません。」そのひとつのケースが、パソコン市場にあらわれているような気がします。





2007年03月07日(Wed)▲ページの先頭へ
続ける力
前の職場に勤めていたとき、イエローハットの社長さん(鍵山氏)が書かれた「凡事徹底」という本を一冊渡されました。この本の著者は、経営者にもかかわらず日々の掃除を徹底してやられた有名な方で、その行為を通じて得たもの、感じたことをこの本で述べられています。(この本の影響かどうかわかりませんが、前の職場では、上司も部下も関係なく、毎朝掃除雑巾がけからスタートでした)

 たしかに、平凡なことでも続けていくためには非凡なものが必要です。

 また、あるジャーナリスト方は、新入社員が来たら、トレーニングとして毎日日記(ブログ)を書かせるようです。最初のうちは、新人とはいえ文書を書くのが得意な人ですから、「こんな簡単なこと・・・」と思ってはじめるそうですが、一月ぐらいすると、ほとんどギブアップ(もしくは理屈をつけてやめて)してしまうそうです。
 われわれのような素人レベルならともかくプロの物書きとしてのレベルを維持したものを、忙しいとき、体調の悪い時も、関係なく毎日アウトプットすることは、大変なようです。

しかし、このしんどさを乗り越えて続けていくと、大きな成果が確実に生まれます。

中国の少林寺に行くと、石畳のところがあって、石の真ん中が10から20センチぐらいボコボコとへこんでいるそうです。これは、若い僧侶が、少林拳の修行をそこで何度も繰り返し行ったため、足のところで擦り切れてこんなにへこんだのだそうです。
 また、達磨大師が9年間座禅をしたところにいくと、大師の影の跡がくっきりと残っているんだそうです。

どんな些細なことでも、良いことを横着がらずにコツコツと継続することが、成功への近道・早道かもしれません。



2007年03月05日(Mon)▲ページの先頭へ
世界同時株安について
 株式(会社制度)というものは、現在の資本主義経済を支える重要な制度のひとつです。

 それと、同時に、株式(投資)というのは、ケインズもいっているように、美人投票のような側面もあります。

さらに、非常にグローバル化した、現在では、その影響がひとつの国の中に納まらず、世界中に波及してしまいます。

先日も、中国インドの株式相場が急落したのをきっかけにヨーロッパ、アメリカ、日本といった世界の主要市場の株が急速に下落してしまいました。

中国インドでは、株が異常に高騰していました。経済の高成長を前提にしているとはいえ、株式市場としての歴史も浅く、地元投資家も経験不足な人が多く、そうした中で株がバーっと上がっていたため、ちょっとナーバスな状況にありました。
そのなかで、「証券税制の課税強化」などといったうわさが発生すると、簡単に10%ちかく株価が急落します。

いったん、一つの市場で、株価が急落するとヘッジファンドなど、国際的にお金を動かしているグループを通じて、世界に波及していきます。
ヘッジファンドは、中国インドだけではなく、ヨーロッパでもアメリカでも日本でも投資していますから、急落した市場で被った損失を別の市場で利食い(売却)する動きが始まります。いったんこうした動きに加速度が付き始めるとなかなか止まりません。

コレだけ聞くと、株式市場は非常に不安定なようにも思いますが、株は、現実の実態(その国の株式発行企業の経済実態)を反映しているので、永遠に下がることはありません。その株を発行している会社の実態から見て割安と感じるライン(もしくは、そのチョット上)で止まります。

日本の場合、経済は長期の停滞を脱して数年前から回復基調にあります。たしかに最近上がりの傾向でしたが、上がりすぎたラインにまできているとは思えません。今回の株安は調整であり、落ち着いてくると、戻ってくるのではないかと予想しているのですが、いかがなものでしょう。(むしろ、日本の場合に危機的状況にあるのは公的部門、年金等を含む財政赤字です。これを原因とする民間経済への悪影響のほうが心配です。)



2007年02月21日(Wed)▲ページの先頭へ
銑鉄、高炉って何?
 先日、風呂上りに、居間に行くと、奥さんがキムタク主演「華麗なる一族」を熱心に見ていました。

足の爪など切りながら、一緒に見ていると

「専務!帝国製鉄からの銑鉄(せんてつ)の供給が止まると、わが社はつぶれてしまうんですよ!!」と叫んでいて、キムタク演ずる専務が「なんとしても、銑鉄の供給が止まる6月までに、人員を集めて突貫工事で高炉(こうろ)を完成させて見せる!!!」と熱演していました。

ドラマが終わってから奥さんに「なんで、銑鉄の供給が止まると、会社がつぶれるのかわかる??銑鉄って何か知ってる??」って聞くと、「全然、知らない・・・」と

どうも、前提基礎知識がなくても、キムタクのドラマは面白く見れるみたいですが、、ちょっとだけ解説します。

まず、鉄の作り方には、おおきく2つの方法があります。
一つは、鉄鉱石を溶鉱炉で溶かして作る、高炉という方法、それと、スクラップを電機で溶かして作る電炉という方法です。そして、鉄メーカーは、こうしてつくった鉄を堅い鋼(はがね)にして、平に延ばして板(厚板)にしたり、まっすぐ伸ばして棒(棒鋼)や、型鋼(H型鋼など)、特殊鋼をつくって販売します。それらは、再加工を経て、車の車体の一部になったり、機械、建設土木資材になったりします。

ただし、鉄メーカーの中には、溶鉱炉を持たずに、厚板や棒鋼、特殊鋼をつくるだけの会社があります。そうした会社は、溶鉱炉を持つ製鉄会社から、溶鉱炉から出てくる鉄の半製品(これを銑鉄といいます)を購入して原料としています。

華麗なる一族に出てきた阪神特殊製鋼も、こうした会社の一つとして描かれています。そして、多額の設備投資(資金調達)により、自前の溶鉱炉(高炉)をもつことで、会社の生み出す付加価値を高め、鉄鉱石から最終製品まで扱える鉄の総合メーカーにまで会社のグレードをひき上げようと頑張っていたわけです。

 もちろん、溶鉱炉ができる前に、原料を買っていた溶鉱炉を持つメーカー(帝国製鉄)から、「おまえには銑鉄を売らないよ」といわれてしまったら、この会社は製品を作ることができず、倒産しちゃうというわけです。

(しかも、突貫工事で溶鉱炉建設を急ごうにも、当時の時代背景として、オリンピックや万博などのイベント、高度成長期の各企業の積極投資により、建設関係の人員の確保が極めて難しかったことも描かれています)



2007年02月16日(Fri)▲ページの先頭へ
キーマンと会わないと!
 営業成績の上がらない人がいます。
それどころか、クレームもよく起こします。

 何か長時間残業して頑張っているようなんですが、なぜか数字に結びついていきません。

「おかしいなあ?」と思って、その行動を観察してみると、なんとなく理由が分かりました。どうも自分が売ろうと思っている商品の購入決定権限のある人物(キーマン)に会っていないのです。奥様であったり、現場担当者であったり、事務員であったり、客先に行ってそういった人に会っていただけのようです。

 もちろん、最初は現場の担当者に接触することになるでしょうし、大きな会社の場合は、何段階もそうしたステップを踏まないとたどり着けないところもあります。しかし、なるべく早く、キーマンにこちらの提供する商品をしってもらい、必要か不要かを判断していただかないと、いたずらに時間と営業コストを冗費するだけになってしまいます。営業している本人もおもしろくないことでしょう(本人にその判断ができないなら、上司が押すなり見切るなりして適切なアドバイスをすればよいのですが、、、)。

 営業を伸ばすためには、キーマンに会うことが大切です。そしてキーマンと話すことにより、顧客のニーズにあった商品を提供することが可能となります。
(キーマンズネット)
http://www.innovation.co.jp/service/net-keyman.html


2007年02月09日(Fri)▲ページの先頭へ
ナッシュ均衡解
 経済学の世界では、企業は利潤を追求することで、消費者は幸福を追求することで、市場での交換を通じて、最適なところに収斂(しゅうれん)していくというのが基本モデルとなっています。

 もちろん、現実の世界では、そうした自由気ままな経済行動を許すことで、環境問題(外部経済)、生産手段、富の集中(独占、所得再配分)、失業(有効需要)、インフレ、恐慌、バブルなど異常事態が発生してしまうことは良く知られたことです。経済学というのは、その異常現象について「あーでもない」「こーでもない」「こうすれば良いんじゃない」と説明している科学だと言うことも出来ます。

そうした「市場は万能ではない」ということを説明する理論の一つとして、数学者ジョン・ナッシュ氏の発表したナッシュ均衡解というものがあります。
 詳しく説明しだすと、「角谷の不動点定理の応用の一つで・・・」と超難解な世界になっちゃうので、分かり易い例を挙げて説明してみます。

たとえば、あなたと相棒がなにか犯罪を犯して警察に捕まって別々の部屋で取り調べを受けているとします。
警察はあなた(相棒にも同様)にこういいます。
「もし、おまえが自白して、相棒が黙秘してたら、懲役1年にしてやろう、もし、おまえが黙秘して、相棒が自白したら懲役10年を食らわせてやる」「どちらも、自白しなかったら懲役5年、どちらも黙秘してたら懲役3年になるよ」

あなたは、相棒を「絶対黙秘するはず」と信用していなければ、次のように考えるでしょう。
「相棒が黙秘してたら、こちらが自白すれば1年(<10年)ですむ。」
「相棒が自白してても、こちらが自白すれば5年(=<5年)ですむ」
ならば、「相棒がどんな行動をとるにせよ、おれは自白した方が得だ!」と、、、
相棒も同様に考えるでしょうから結果はあなたも相棒も5年の懲役になります(この状況がナッシュ均衡解です)。

でも良く考えたら、あなたにとって、ともに黙秘する3年の懲役の方がナッシュ均衡解で導かれる結果より良いはずです。(「囚人のジレンマ」)
つまり、「市場(交渉過程)で最適な行動を取ったつもりが、最終的に望ましくない結果になることが世の中にはいっぱいありますよ」というのがこの理論の結論です。

 「なーんだ、あたりまえじゃない」と思われるかもしれませんが、ナッシュさんこの理論を発表したことでノーベル経済学賞を受賞しています。

http://cruel.org/econthought/profiles/nash.html

ちなみに、このナッシュさん、「ビューティフル・マインド」という映画の主人公にもなっていて、その後、この映画はアカデミー作品賞を受賞しています。


2007年02月06日(Tue)▲ページの先頭へ
ネタに困る
 経営者の方から
「先日、コンサルタントの○○先生を紹介してもらいまして、お話を聞いたのですが、とても感銘を受けました。今度、経営指導の契約をしたので、いっしょに同席してもらえませんか?」と依頼されることがあります。

ということで、第一回指導日に同席させていただくと、○○先生の最新のおもしろい考え方やアイデアなどがつぎつぎと出て、社長も社員の方も生き生きと聞いておられます。
「では、今回はこの辺にして来月の2回目の指導日を、、、」

2回目の指導日に行くと、前回同様話が進みますが、初回よりは少し落ち着いた雰囲気で話が進みます。「では、来月3回目の指導日を、、、」

3回目の指導日に行くと、1回目2回目よりも少し緊張感が緩んできます。何名か「仕事の都合で」といった欠席者もいますし、あくびをかみ殺している出席者も散見されます。

4回目になると社長も「ちょっと所用で、、」と欠席し部長アタリが進行の代役をやっています。○○先生もチョット困った雰囲気で、、、(確かに話も初回ほど面白みに欠けるような気が、、、)

以下繰り返し・・・
適当なところで「○○先生、いろいろありがとうございました。先生のご指導を肝に銘じてこれからは自社内で頑張っていこうと思います。」といった形で何回かにわたった指導は、終わってしまいます。

もっとも、すごく魅力的で経験豊かで、何度聞いても緊張感のある指導者というのもおられますので一概には言えませんが、こんなことになる経営指導者も少なくありません。
元々ご自身が一流の経営者だった場合は別ですが、「トークや概念説明だけで持たせる経営指導というのは、経営未経験の指導者の場合かなり無理があるのかなあ!」と思わせることが多々あります。

※最近コーチングという指導方法がはやっています。これも、こうした指導方法への反省があるのかもしれません。



2007年02月03日(Sat)▲ページの先頭へ
どうなるペコちゃん
 不二家の賞味期限切れの牛乳を使用していたということから始まり、不衛生な生産現場のことが次々と公表され、不二家という会社が危機的状況になっています。
うちの近所の不二家さんも、ずっとシャッターが閉まったままで、、、
「ペコちゃんのホッペ」は、うちではよく食べてたお菓子なので、食べられないのは残念です。

 周りの人も「ああなったら、雪印の二の舞やね!」というかたが多くて、再開のめどが見えない状況です。(その割りに株価はあまり下がらない??)
最終的には、銀行なり同業者なりの支援が必要になるのでしょう。

 今回の件に関して、「同族経営だからいけない!」といった論調が多くのマスコミで述べられていますがが、必ずしもそうではないと思います。YKK吉田工業のように同族経営でも独自の経営スタイルで運営されている会社の少なくありません。(日本の中小企業の大部分は、同族経営です。)

 不二家にしても前社長の藤井俊一氏は、すぐれた経営者であったと聞いています(残念ながら、クーデターで現経営陣から追われてしまいましたが)。むしろ今回の件は同族会社か否かという問題ではなく、「経営者の経営に対する真摯な姿勢、ものづくりに対する真摯な姿勢、が緩んだことにより生じた不祥事」だと考えています。





2007年01月31日(Wed)▲ページの先頭へ
仕事のできない人の扱い
 人の採用を続けていると、時として、仕事のできない人を採用してしまうことがあります。
10人採用すると、必ず10番目の人が出ますから、その扱いというのは、難しいものです。

そのような時経営者の判断は分かれます。

1)責任をもって徹底的に面倒を見るタイプ
2)さっさとクビにして、新しい採用を考えるタイプ

どちらが、よい経営なのかはわかりませんが、それなりに悩みながら判断されているようです。

ただ、少なくとも、正社員として人を採用するときは、よく考えて採用することが必要です。
いったん採用して、やめさせることになると、その人のキャリアを汚すことになるので、会社の社会的責任の意味からも、慎重に判断すべきだと思います。

そして、採用し続けるか否かの判断は、
「仕事をしていく仲間として尊敬しあえる関係を保てるのか?」
ということをひとつの基準として考えるべきではないでしょうか。




2007年01月25日(Thu)▲ページの先頭へ
文具宅配システム
 我々のような仕事では、(人的投資は別として)純粋な仕入れというと文具類になります。
 トナー、クリアファイル、コピー用紙など切らしてしまうと、仕事が滞ってしまうので、文具宅配の仕組みができて大変助かっています。
(それまでは、コンビニに走ってました)

値段も、激安というほどではありませんが、リーズナブルな値段ですから、あれこれ検討するより結局お得かもしれません。

もっとも、文具宅配という仕組みが広まったことで、既存の文具屋さんが(文具宅配の仕組みに入るにせよ、入らないにせよ)以前より商売がやりにくくなったとぼやくのを聞いたこともあります。

それと、文具宅配に申し込むと分かりますが、法人と事業性個人の取り扱いが違っているのは腑に落ちません。個人でも手広く事業展開されている方もありますし、法人だからといって実質的に個人営業と変らないところも少なくありません。
もっと実態を見て柔軟に対応していただければよいのですが、、、、




2007年01月18日(Thu)▲ページの先頭へ
マニュアルワークの良し悪し
日々の仕事を進めていく道具の一つとしてマニュアルというものがあります。

従来職場で仕事を覚えるためには、上司や先輩に教えてもらったり(場合によっては見て盗む)しないとマスターできないものでした。ところが、それだけに頼っていると、仕事のやり方がバラバラになり、社員の仕事習熟のスピードも上司の対応に依存することになってしまいます。

ですので、マニュアルというのは、組織を運営していく上で大変重要なものです。

上手な、わかりやすいマニュアルを作ることで、素人のアルバイトでも、熟達した社員と同様の仕事を手早く正しく安全確実にできるようになるかもしれません。
(「難しい仕事ができるようになるのが、あなたの仕事のゴールじゃありません。難しい仕事を、誰でもできるようにすることがあなたの仕事のゴールです」と言われたのを思い出しました)。

ところが、この便利なマニュアルですが、使い道を誤ると危険な面もあります。
1、「とりあえずマニュアルに書いておけば指導したことになる」と言わんばかりの実行可能性を無視した、責任者の責任回避的なマニュアル
2、マニュアルがあるけと、その通りにやられているかチェックされず、現場では全然違うことが行われているマニュアル。
3、「社長が言うので」「ISOなどの資格を得るため」にとりあえず作ってあるマニュアル
などは、山のようにあります。

また、マニュアルにすべて記載することができません。マニュアルから外れたことが起こったときに、どのようにするのが正しいのか判断できない職場も困ったものです。(そのときは、なぜマニュアルにこのように書いてあるのか、その目的に沿った形で答えを導き出す判断力が必要です。これは現場管理者の仕事になります。)

もっとも、「だから、マニュアルなど作っても無駄」という言い訳に、こうした理由を挙げる人がいるのは困ったことです。「どこまでマニュアル化してどこをマニュアルからはずすのか」バランスの取り方がマニュアルを作るうえで最も難しいところです。(経営計画も同じ、「作れるけど作らない」のと「作ることができない」のは、意味が大部違うんですけど)


(嘉門達夫のハンバーガーショップ)
http://trypod.hp.infoseek.co.jp/diary_ofukai_song.htm


2007年01月05日(Fri)▲ページの先頭へ
受験勉強は結構役に立つ
 年が明けお正月が過ぎると受験のシーズンがやってきます。

「一回のペーパーテストだけで、合否が決定されるなんて」「役にも立たないものをいっぱい勉強させられて」と大変な気持ちになってしまう人もいるかもしれません。

ただ、私自身の経験から言うと、受験勉強は結構役に立ちます。

まず、受験当日において、合格に必要な受験力を身につけておくというゴールが明確です。計画的に考えて個別の科目の実力を身につけていくことは、あきらかに戦略的戦術的活動であり、その後の人生に非常に役に立ちます。

また、受験で学ぶものは、一般教養であり、その後の仕事をするときに役立つ引き出しを多く持つことだといえます。実際、会計の勉強をするときに、歴史・地理や国語力、英語、数学、論理的に考える思考などは、めちゃめちゃ必要です。受験勉強といった機会がないと、意識してこれだけのことを覚える機会はありません。



2007年01月04日(Thu)▲ページの先頭へ
硬貨の流通量が減ってきています
 年末に、「今年の10大ニュース」といった番組が沢山放送されました。

どれも似たようなもので、「安倍政権」「ホリエモン・村上ファンド」「皇室に男子誕生」「北朝鮮」「米民主党大勝」「トリノ五輪荒川金」といったところだったでしょうか。
経済関係だと「ゼロ金利政策解除」「原油価格高騰」あたりが、挙げられていました。

そうした話題の一つに「硬貨の流通量の減少」がありました(地味ですが)。
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/2006/04/04/news_day/f2.html

去年一昨年あたりは、(常識的には)景気の回復過程と位置づけられています。通常なら、こうした状況では、「硬貨や通貨流通量は、増える」というのが従来の経済学の常識でした。ところが、今年は逆に硬貨の流通量は減ってしまっていました。
これは、インターネットやedy、suicaなどの電子マネー・電子決済が増えて、キャッスレスの時代がやってきたのだと思います。地味な話題ですが、こうした事が意外と5年後10年後になって「ああ、あのころがターニングポイントだったんだ!」と気がつく真の変化なのかもしれません。




2006年12月28日(Thu)▲ページの先頭へ
元気の出るポッドキャスティング放送
 以前、九州の大手会計事務所をご訪問させていただいた折、そこの所長先生から薦められたのが、「7つの習慣」という本でした。

この本は、スティーブン・R. コヴィーというアメリカの経営コンサルタントの書いた本で、人が成功するためには、どのような行動習慣をつくりあげたらよいか、を述べているものです。
「自分の人生の正しい目標に向かって、進んでいるか」「日々の生活の中で計画的に日々前進をつづけているか」という基本的な仕事、生活のスタイルを説いているだけなのですが、「場当たり的な生き方」、「忙しさにカマケテ大きな目標から外れていったりする生活習慣」を持つ凡人には、姿勢矯正器のような効果のある本だと思います。

ところで、この本を薦めていただいた所長先生が言っていたのは、「この本を理解したかったら、スキナーさんの講演を聞くのが一番良いですよ」ということです。ジェームス スキナー氏はこの本を日本に紹介した人で、日本語の堪能なコンサルタントです。
最近では、よくTVタックルなどのTV番組にも出ておられます。

 最近同氏の講演がポッドキャスティングを通じて配信されていて、よく聞いています。なぜか聞くだけで、元気が出てきますよ!
(成功の9ステップ)
http://ul.caspeee.jp/channels/jamesskinner/





2006年12月21日(Thu)▲ページの先頭へ
自信がなければ、、、
 社員の育成は、大変です。上司は、頭数で計算してきますが、現実に戦力にならない社員もいるので、戦力になる社員をひとり育成するのは、大変な成果ともいえます。

 この戦力になる社員を育成する方法ですが、雑用ばかりさせては、いつまでたっても戦力になりません。また、責任のある仕事を任せてしまうのもトラブルの危険もあり怖いものがあります。

 こうした場合、上司は、次のような指示をするのがいいそうです。

「この仕事をお願いするが、内容を検討して、やれる自信があったら、締め切りギリギリまで粘っていい。でも、自信がなければ、すぐ返せ!」

こうすることで、社員は実力をつけることができ、トラブルを回避することもできます。

 もちろん、見込み違いでできると思ったのに、締め切り近くで問題が発生したりすることもあるでしょう。ですので、「任せた!」といいながら、上司はうまく見守っておく必要があります。「なぜ、もっと早く言わないんだ!」と怒りながらも、一緒に手伝って仕事を仕上げることも、上司の度量だと、思います。



2006年12月19日(Tue)▲ページの先頭へ
売れないときの非常識解決法2
多くの人は、
1、地方(田舎)なんて、市場が小さくて商売にならない
2、値下げしようかと思ってるのに、値上げしたら買う人などいる訳が無い
3、既存顧客には、「購入を減らそうか」と思われてるのに、もっと買ってくれるはずが無い。
と常識的?考えがちです。ところが現実は、少し違うようです。

1、都会は、確かに大きな市場があります。しかし、競争相手も多く、生き残るのは大変です。しかし地方では、競争相手が少なく、平均点以上の品質さえ確保できれば、かなりの確立で成約できます。

2、値下げ戦略は、潰しあいですので、資本力のあるほうが勝ちます。むしろ中小企業は、売りにくい商品は、品質・希少価値を上げて、価格を高くしていく方(ニッチ狙い、マニア狙い)が成功する確率は高いようです。

3、新規顧客の獲得は、大変です。信用もありませんし、自然と条件は厳しくなります。ところが、既存顧客は信用もありますし、少なくとも「話を聞いてもらえる」相手です。「ダメだろう」と思っていた顧客でも経営者自ら話を聞きにいけば面白いビジネスチャンスが転がっているかもしれませんよ。





2006年12月18日(Mon)▲ページの先頭へ
売れないときの非常識解決法1
 商売をしていると、「このところ売上が、あまり芳しくないなあ!」と思うときが必ずあります。

そのような状況に陥ったとき、「優秀な営業マンがいれば、何とかなるんじゃないか」と思って、「営業マン募集」の求人広告を出したりします。
その広告で、希望通りの優秀な人が見つかればよいのですが、多くの場合「人は来たけれど、成績はいまいち」という事になりがちです。

 ちょっと考えれば、希望するような優秀な営業マンを手放す会社は少ないでしょう。また顧客の提示した条件に対して、意思決定がすばやく出来る経営者でも売れないのに、「帰って社長の了解を得てから返事します」と言わざるをえない社員(営業マン)に売れるはずがありません。

結局、営業マンの人件費の分だけ、会社の経営が苦しくなってしまうことが少なくありません。


思うように売れないときは、次のような手段をとるのが意外と有効です。

1、競争の少ない地方(田舎)に進出する。
2、売れない商品をヒトヒネリして、値上げして販売する。
3、既存顧客にもっと買ってもらえるように努力する。


(明日に続く)


2006年12月14日(Thu)▲ページの先頭へ
改革と置換
 政府でも企業でも、ここ5・6年ほどは「改革」という言葉が飛び交っています。
たしかに、「改革」という言葉は、「改善(カイゼン)※」という言葉より変化の度合いが強く、強い意気込みを感じさせる言葉です。

ところが、「改革」に取り組んで成功する可能性は実はあまり高くありません。トップがいくら「かいかく、かいかく」と叫んでみても、それを実行する人が変わらなければ、現実は世代交代に応じて、少しづつしか変わらないのです(40歳・50歳になった人に変われといっても、簡単に変わることなどできません)。


社保庁を改革してといっても、結局実行部隊が社保庁の人がスライドするなら、大して変わりません。

むしろ、本気で改革をしたいと思ったら、現実を直すのではなく、置き換える(リプレース)する発想が必要です。


※最近は、トヨタの成功もあり、カイゼンという言葉のほうが、うまくいきそうな印象があります。


2006年12月01日(Fri)▲ページの先頭へ
とらえにくい消費者物価指数
 重要な経済指標のひとつとして消費者物価指数というものがあります。
消費者の購入する小売価格の物価を示す指数で、政府や日銀の政策に大きな影響を与えます。
http://www.stat.go.jp/data/cpi/7.htm

ところで、この物価指数ですが、代表的な何品かをピックアップ(適宜入れ替え)して、算出するのですが、この数値の把握のしかたが近年難しくなってきています。

ひとつは、マイレージをはじめとする各種クーポンの存在です。
一般的な表示価格は100円だとしても、マイレージだとか会員割引だとかクーポン券等により、実際にはそれ以下の価格で購入することが少なくありません。一物多価の状態です。
http://www.mile-tatsujin.com/

また、テレビやビデオ、OA機器をはじめとする家電などは、ムーアの法則が効いて新製品が出た後ものすごい勢いで価格が低下します。
http://e-words.jp/w/E383A0E383BCE382A2E381AEE6B395E58987.html

こうした変動要因を加味した上で判断しないと、判断を誤ります。
日本経済には隠れたデフレが存在しているのかもしれません。



2006年11月28日(Tue)▲ページの先頭へ
栗林中将
 太平洋戦争の後期、日本軍が米軍を非常に苦しめた戦いのひとつに「硫黄島の戦い」があります。

この戦いのポイントは、
サイパン島陥落で、サイパン島から米軍爆撃機が日本本土を攻撃できるようになっていた。ところが、サイパン島からだと航続距離がぎりぎりで、十分な成果が挙げられない。サイパン島と日本の中間にある硫黄島を落とすことで、日本や沖縄を射程範囲にとられることができる。
というものです(戦略的にも重要な戦い)。

当初、米軍は数日で落とせると楽観視していたのですが、結果は、大苦戦となりました。

その理由は、司令官栗林中将の戦術にありました。
1、栗林中将は海外留学経験もあり米国の国力と日本の差を実感していた(現状認識・情報力)
2、硫黄島の地下に長い坑道を掘って、米軍を引き付けて戦った(ゲリラ戦)
3、栗林中将は、自軍の統率において高い指導力を発揮した(リーダーシップ)

 古来兵法では、敵の城を攻めるのは下策といわれています。
結果的に米軍は城(硫黄島)攻めてしまったのでしょうね。

 栗林中将にとって、最終的に敗北したのは、本国からのフォローが期待できない状況であったことに尽きると思います。

 企業経営でも、積極経営ばかりではなく、既存の市場をがっちり守るやり方もやり方しだいでは、大きな成果を挙げることができます。ただし、指導者には、攻める以上に難しいリーダーシップが要求されます。



2006年11月22日(Wed)▲ページの先頭へ
三角合併とは
 最近大企業同士の合併、買収というのが多くなってきました。

ライブドアや村上ファンドの登場していたころの、三面記事的な合併、買収からはじまり、最近は誰もが知ってる有名な会社が仕掛ける合併、買収が新聞紙上をにぎわせています。

今の段階でこうした合併、買収が行われる背景に、2007年5月に解禁される三角合併の問題があります。

いわゆる三角合併とは、株式交換の一形態をいいます。

そもそも株式交換とは、親会社となる会社の株式を渡して買収したい会社の株式を受け取る方法です(国内企業同士で可能)。この手法を使うことにより、企業から現金(キャッシュ)を社外に流出させることなく企業買収することが可能になります。

 三角合併とはその変形です。

 まず外国の会社A社が日本法人B社を設立します。
B社は、買収ターゲットの会社C社を株式交換で買収します。このとき手渡す株として日本法人B社ではなく、外国の会社A社の株をつかいます。これが三角合併です。事実上A社がC社を株式交換で買収したのと同じ効果が得られます
(2006年5月の商法改正で制度として用意されていましたが、防衛策の猶予として施行が一年先のばしになったので、2007年5月解禁となっているのです)。

 この三角合併が解禁されると、欧米企業に比べて時価総額の低い割安な企業、有益な企業資産を眠らせているような企業の株は、今後外国企業による買収のターゲットになります。また、外国の企業の中には、日本の企業など簡単に買えてしまうような会社がゴロゴロしています。

そのため、日本の企業は、今のうちに、時価総額を上げ、規模を大きくして簡単に買収できないように防衛を図っています。これが最近大型合併や買収がよく話題になる原因です。

 三角合併には、合併される会社に(非居住の)外国人株主と日本人株主がいたときの課税関係の差など、税務上の大きな問題が残っています。たとえば(非居住の)外国人が外国企業の株を外国で売却して利益を得ても日本の税金はかかりません(これは当たり前!)。日本人なら税金がかかります。では、日本人が外国の人に売却してもらったらどうなるでしょうか???
 税制上問題があるとすれば、どこでどのような課税を行うべきなのでしょうか???
 三角合併論争の場は、法律の世界から、税務の世界に移ってきています。



2006年11月20日(Mon)▲ページの先頭へ
私、部長ならできます。
 終身雇用制が崩壊して、今では、中途採用されるケースも珍しくなくなりました。ただ、すべての人が有利な条件で採用されるわけではなく、いつまでたっても決まらない人も少なくありません。

 そうした人の中には「職種は、どのようなのが希望ですか?」と聞くと
平然と「私、部長ならできます。」という人がいるそうです。

部長=管理者、マネージャーですが、確かに、下から上がってきた報告書にポンポン判子を押すだけなら、誰でもできるようにも思えます。

しかし、管理者がきちんと職務を全うしようとすると、業績責任、人材育成、クレーム対応、人事評価、社内調整、業務の効率化合理化などあらゆる負荷がこのポジションに依存しているのが現実です。

 職種関係なしに、「できます」といえるシロモノではないはずなんですけど!!!(今勤めておられる会社の社長さんの嘆く声が聞こえてきそうな気がします)



2006年11月15日(Wed)▲ページの先頭へ
将来会社を辞めようと思う人が、マスターしておくべき仕事
縁あって、一つの企業に就職する訳なんですが、仕事をしてみると「どうも、自分には合わないなあ!」と思うことがあります。
単なる、甘えや現実逃避であったり、となりの芝生が青く見えているだけのことも多いのですが、ホントニ「別の仕事をやったほうがいいんじゃないか」「人に使われるんじゃなくて、自分でやるほうが向いている」人も確かにおられます。

 そうした場合、すぐ変わる先が見つかっていたり、独立の準備が出来ていたらよいのですが、しばらく、現状の職場で我慢せざる終えない場合、モチベーションの維持が大変です。そのときは、現在の職場での仕事の中で目的意識を持って仕事をすることが

大切です。特に今やってる仕事の中から積極的に学んでおくと良いと思えるものは次のような事柄です。

1)営業活動のやり方
 どんな商売でも買ってくれる人が居ないと成り立ちません。そのため、ものを売る営業活動は絶対にマスターしておかねばなりません(特定のところから仕事を請ける方法もありますが、どう見ても顧客という首根っこを押さえられているとうまみのある仕事にはなりません)。

2)人の使い方
 自分だけで動いていたら、やれることはタカが知れています。商売を大きくしようと思うなら人を使っていかねばなりません。
人はなかなか自分の思うように動いてはくれません。また、仕事をしてもしなくても、お給料を支払う経営者の立場というのは厳しいものです。もちろん、仕事をしてもらう人のやる気をあげれば、思った以上の成果を挙げてくれる可能性もあります。

3) 生産、購買活動
 商売の基本は安く買って高く売ることです(あたりまえ)。ところが、高く売ることは、競争相手があることでなかなかうまくいきません。(それどころか、後発の人は安く提供しないといけない場合が多いです。)そのため、商品を他社より有利に調達するために、生産、購買活動について、よく知っておくこと調達ルートを確保できることは、利益の源泉ともいえます。

4)財務について
 商売をするためには、お金を回していかねばなりません。そのために、必要資金を調達したり、始末(節約)して、いくことが大切です。税金などの支払いもあります。経理もある程度学んでおく必要があるでしょう。

5)広報活動
 個別の営業活動のほかに、社会一般に商売をしていることを広く知ってもらうことが大切です。小はチラシの配布から、大は、新聞雑誌、TVなどのマスコミを通じての広報活動までいろいろあります。いったいどのような仕組みになっていて、どれくらいのコストでどれくらいの効果が見込めるのか知っておいて損はないと思います。


※とくに本を読んだり、人から聞いたり、ネットで調べることも大切ですが、実体験を通じて現実を知っておくことが大切です。


2006年11月10日(Fri)▲ページの先頭へ
マネーの虎 関連ブログ集
 数年前まで、マネーの虎というテレビ番組がありました。

起業をしようとする応募者が、事業計画を、社長(虎)の前でプレゼンし、質疑応答をして、合計出資提示額が必要資金に達するとその社長から資金を提供してもらえるという企画でした。
 私も良く見ていて、経営者独特の個性的な考え方や、甘い起業スタンスがみえたりして、面白く見ていた番組です。(その後、事業に失敗した社長(虎)もおられますし、その時のビジネスからリタイヤされている人もいます。)

いろいろあって、番組としてはなくなってしまいましたが、そこに出ていた社長さんは、今でもブログ等で自らの持論を述べられています。

高橋がなり氏
http://blog.livedoor.jp/sod/
http://www.kf831.com/k_aisatsu.html

岩井良明氏
http://ameblo.jp/iwaitora/

南原竜樹氏
http://nambara.cocolog-nifty.com/blog/
http://blog.livedoor.jp/nambara0529/

安田久氏
http://blog.livedoor.jp/yasudahisashi/

尾崎友俐氏
http://blog.livedoor.jp/yuriozaki/

臼井由妃氏
http://plaza.rakuten.co.jp/dryuki/

長谷部文康氏
http://www.romando-roll.com/diary/diary.php?page=1



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