忙しくなった会計監査人



2007年05月17日(Thu)
忙しくなった会計監査人
 公認会計士の本来業務は、企業の監査ですが、最近はこの監査の現場は、かなり忙しいです。

昔でしたら、上場会社の破産倒産というのもあまりありませんでしたが、今は日常茶飯事です。会計士が経済事件で取り上げられることも多くなってきました(リスクの増大)

また、マザーズ、ヘラクレスなど監査対象会社も増えていますし、M&A、企業評価、外資系、内部統制検証など、監査人の活躍の場も増えています。(対象業務の増大)


会計も日本レベルからアメリカ会計基準(時価、減損、税効果、四半期等々)に近いものに高度化しており、企業が投資家にディスクローズする情報量も増えていますし、適時情報公開の為、決算の早期化もどんどん進んでいます。(会計高度化)
それに対応する会計監査作業にも当然その負荷が掛かっています。

それと
試査も、以前のような専門家として高度な知識と経験(KKD 勘と経験と度胸)による検証から、科学的統計的手法にもとづく検証になっています。
監査調書の作成など、情報ツールを活用することで合理化されている部分もありますが、逆に、情報ツールに実務をあわせることで、不効率になっている部分も否めません。

もちろん、監査の品質管理のための審理のチェックポイントも膨大になっています。(監査業務の変化)


監査の現場は、こんな状態なので、今後公認会計士を大きく増やしていこうとする動きも判らないではありません。しかし、すぐれた監査人の育成には、ある程度のしっかりしたOJTが必要なので、「ただ人数を増やせばよい!」というものではありません。

実に、悩ましいところです。

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